厚銅箔基板

特長

  • 両面・多層のいずれにも対応できます。
  • 車載用、電源用をはじめとする大電流基板、高放熱基板として採用できます。
  • 開発設計段階からのサポートによりお客様の要望に合わせた適切な仕様をご提案できます。

弊社内での製造は105μm 仕様になります。

標準仕様

項目 基板仕様
両面板 4層板
板厚[mm] 1.0~1.6 1.6
導体厚[μm] ベース銅箔厚 外層 105/175 18/35/70/105
内層 - 105/175
外層ベース銅箔別
仕上り導体厚
18 - 38~55
35 - 55~72
70 - 90~107
105 125~142/150~167 125~142/150~167
175 195~225 -
最小ドリル径[mm] φ0.65
最小ランド径
[mm]
外層 ドリル径+250 ドリル径+250
内層 - ドリル径+350
最小ライン&
スペース[μm]
外層 18 - 125/125
35 - 150/150
70 - 300/300
105 300/400 300/400
175 300/500 -
内層 35 - 100/100
70 - 150/150
105 - 200/200
レジストインク(アルカリ現像タイプ)
表面処理 鉛フリーはんだレベラ/水溶性プリフラックス/金めっき(電解/無電解)
断面写真

外層銅箔厚:175μm仕様

内層銅箔厚:105μm仕様

特性

項目 試験条件 結果




①導体引き剥がし強さ 前処理(260+5-0[℃]/3~4[sec])
⇒引き剥がし試験
銅箔厚 18[μm]材 11[N/cm]以上
銅箔厚 35[μm]材 15[N/cm]以上
②塗膜硬度 JIS C 5012
⇒鉛筆引っ掻き試験
アルカリ現像タイプ 4H以上
③塗膜密着性 前処理( 260+5-0[℃]/3~4[sec])
⇒碁盤目試験(100桝)
100/100が残存
④はんだ耐熱性 前処理( 40[℃]/90[%]/96[hr])
⇒はんだフロート法( 260+5-0[℃]/3~4[sec])
導体の浮き、層間剥離及び膨れなし




⑤耐電圧 印加電圧(100/500/1000[V]/1[min])
⇒表面層 最小間隙 0.10~0.13[mm] 試験電圧 100[V]
     最小間隙 0.15[mm]以上 試験電圧 500[V]
⇒表裏間 層間   0.80[mm]未満 試験電圧 500[V]
          0.80[mm]以上 試験電圧1000[V]
機械的損傷、
フラッシュオーバー、
スパークオーバー、
ブレークダウンの発生なし
⑥絶縁性 印加電圧(100/500[V]/1[min])→絶縁抵抗
⇒表面層 最小間隙 0.10~0.13[mm] 試験電圧 100[V]
     最小間隙 0.15[mm]以上 試験電圧 500[V]
⇒表裏間 層間   0.80[mm]未満 試験電圧 100[V]
          0.80[mm]以上 試験電圧 500[V]
1GΩ以上



⑦耐マイグレーション性 前処理( 85[℃]/85[%]/250[hr]) 印加電圧(50[V])
⇒絶縁抵抗、外観検査
1GΩ以上、デントライト発生なし
⑧熱衝撃試験 260+5/0[℃]/10[sec]⇔20±5[℃]/20[sec] 50[サイクル] 導通抵抗値変化10[%]以下

記載内容は予告なく変更する場合があります。